大同特殊鋼、群馬・渋川に100億円投じ大型鍛造品を増産

大同特殊鋼は06―08年度の次期中期経営計画で渋川工場(群馬県渋川市)に約100億円を投じ、大型鍛造品の生産体制を増強する。05年度(06年3月期)までの現中計における設備投資(40億円程度の見込み)の2・5倍の規模になる。ジェットエンジンシャフトや原子力関係部品をはじめとする高付加価値の自由鍛造品を増産し、収益力を高める。4基目となる大型自由鍛造プレスのほか立型熱処理炉、製鋼後に金属組織を整えて不純物を分離させる特殊2次溶解炉などを増設する。

 渋川工場は大同特殊鋼素形材事業部の中核拠点。以前は極限まで不純物を減らした超清浄鋼などをビレット(半製品の鋼片)として他工場に供給する役割を担っていた。しかし、ここ2年で収益性の高い自由鍛造品の需要が急増し、自動車産業向けを中心とする特殊鋼鋼材に続く「第2のコア事業」(小澤正俊社長)と位置付け、供給体制の整備を急いでいる。

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