DJ-投資家ネルソン氏、パームの持ち株比率8.08%に引き上げ

米有力投資家のマーク・ネルソン氏(48)は2日、米証券取引委員会(SEC)に提出した修正報告書で、携帯情報端末(PDA)大手のパーム(Nasdaq:PALM)の持ち株比率を8.08%に引き上げたと明らかにした。また、パーム取締役会に身売りを含む戦略的な選択肢を検討するよう要請したと表明した。

同報告書によると、ネルソン氏はパームの普通株式408万株の実質的保有者。昨年8月には約330万株(6.6%)を実質保有していると報告していた。

パーム取締役会にあてた1月31日付の書簡で同氏は「取締役会は、身売りを含む戦略的手段の検討を始める必要がある」との考えを示した。

また、経営陣の手腕を評価した一方で、「同社が直面しているのは、技術革新のペースが減速し、コモディティー化が進み、利益率が頭打ちとなっている、競争の激しい市場だ」と指摘。その上で、株主価値の向上を図るため、パームの事業、経営、資本構造の変更を提案、あるいは変更する可能性のある役職に就任する可能性もあるとした。

ネルソン氏は医療向けソフト開発会社オビッド・テクノロジーズの創業者。最高経営責任者(CEO)を務めた後、同社を1998年にオランダの出版大手ウォルタース・クルーワーに約2億ドルで売却した。以来、個人投資家として活動を続け、パームの株価が10ドル前後だった2004年に同社への投資を始めた。

パーム株の2日終値は、前日比0.92ドル(2.31%)安の38.90ドル。その後の時間外取引では一段安となり、38.65ドルで取引されている。

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