旭硝子は9日、繊維・紙に使用するフッ素系撥水撥油剤で新グレード「アサヒガードEシリーズ」を開発した。米国を中心に人体や環境へのリスク懸念が提起されているパーフロロオクタン酸(PFOA)を含まない製品。千葉工場(千葉県市原市)に専用の生産設備を新設、3月から商業運転を開始する。既存製品に対し30―50%高い価格設定とする方針だ。
PFOAやPFOA類縁物質とその前駆体物質を含まない。フッ素系撥水撥油剤に不純物としてPFOAなどが生じるプロセスは明確になっていないが、旭硝子は製造段階の反応でPFOAに変化する可能性がある物質が発生しない反応プロセスを開発。
この新プロセスで製造しても十分な撥水撥油性能がでるような高分子設計を行い、製品化した。国内化審法、米国有害規制法の認証を取得。さらに、食品接触の規制では米国食品医薬品局(FDA)などの認証も取得する見通しだ。