DJ-クアルコムとの特許紛争でブロードコムの要請を裁判所が却下

通信機器用半導体メーカーの米ブロードコム(Nasdaq:BRCM)が特許権を侵害されたとして無線通信技術大手クアルコム(Nasdaq:QCOM)を国際貿易委員会(ITC)に提訴している問題で、ブロードコムが2件の特許侵害をこの裁判で審理するよう求めていたことについて、クアルコムは10日、「連邦巡回控訴裁判所がこの要求を却下した」と明らかにした。

ブロードコムは昨年5月、クアルコムが特許権を侵害したとしてITCに提訴し、今週裁判が予定されていた。

だがサンディエゴの連邦地裁は2月6日、「特許権2件についての事案は、ITCではなく、サンディエゴの裁判所で審理すべきもの」との判断を示した。ブロードコムは、クアルコムをITCに提訴することを差し止める命令を受けたが、この命令の執行を停止するよう、控訴裁判所に緊急の申し立てをしていた。控訴裁判所は9日、この申し立てを却下した。

クアルコムは8日、「ブルートゥース(近距離無線データ通信規格)に関する両社の紛争はサンディエゴで審理されなければならないとの2001年の両社による合意を、サンディエゴの連邦地裁は支持した」としている。

クアルコムの発表を受け、ブロードコムは声明で「クアルコムは問題の特許権2件を侵害していると当社は確信している。ITCは、特許権を侵害しているクアルコム製品の輸入を禁じる排除命令を出すだろう」とした。

ブロードコムはさらに、「特許権2件の訴訟をサンディエゴに移管させることには意味がない」とした。

クアルコム株の10日終値は、前日比0.50ドル(1.08%)高の46.66ドル。ブロードコム株は同0.86ドル(1.23%)安の69.01ドル。

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