共立工業(和歌山県海南市、脇本順之社長)は、和歌山工業高等専門学校の田縁正幸教授と共同で、木材乾燥機を開発した。処理時間は2―3日で、従来の3分の1以下。ボイラの蒸気と電磁誘導加熱装置の温風により高品質な乾燥ができる。スギやヒノキなど幅広い樹種に対応し、高級建材としての提供が可能となる。発売時期や価格は未定。
同機は電磁誘導加熱や人工知能技術で、木材温度を設定温度のプラスマイナス0・1度Cの範囲内で高精度制御。含水率に関係なく目的の乾燥状態を得られる。木材の成分であるリグニンの排出を抑え、乾燥による劣化を防ぐ。
ボイラの容量が比較的小さくて済み、乾燥工程に加・減圧室なども不要。電磁誘導加熱装置が加わっても、水蒸気だけの乾燥機に比べ初期費用は若干高い程度。