柿原工業(広島県福山市、柿原邦博社長)は、主力の自動車部品向け亜鉛メッキラインの大半を三価クロムによる化成被膜処理へ切り替える。07年7月から欧州向け自動車でこれまでの六価クロムが規制対象となることを受けた措置。現在、15%の三価クロムによる化成被膜処理比率(生産額ベース)を07年3月期までに90%以上に伸ばす。
すでに量産の2ラインで三価クロムによる化成被膜処理専用の処理槽を稼働させている。ボルト、ナットなどの小型部品が対象で、投資額は約1億円。従来の三価クロムでは困難だった黒色の亜鉛メッキ処理ができ、生産規模は西日本で最大級という。
さらに5月には残るラインにも同様の専用ラインを設ける。これにより既存3ラインで三価対応の設備導入が完了する。