クミアイ化学、微生物農薬の展開加速―食の安心・安全対応

クミアイ化学工業は14日、食の安心・安全ニーズの高まりに対応するため、微生物農薬「エコシリーズ」のバリエーションを強化すると発表した。3月に果樹野菜用の殺菌剤「エコショット」を発売するほか、野菜の軟腐病防除効果の高い「エコメイト」も今秋に発売する予定。05年10月期の同シリーズの売上高は1億円強で、早い段階に10億円を目指す。

 エコショットはバチルス・ズブチリスD―747株の芽胞を有効成分とする農薬で、植物体上に病原菌より先に定着し、病原菌の活動を抑制する。野菜、ブドウ、かんきつ類が対象で、トマト葉カビ病への適用拡大も申請した。水溶性のキャリア物質を開発しており、散布後の果菜類の汚れが少ないのも特徴。価格は化学農薬と同等で、3年内に2億円の売り上げを目指す。

 さらに、同社は秋にエコメイトを発売する予定のほか、種子消毒分野を対象にした「エコホープDJ」も開発中。

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