五洋建設、魚や植物に配慮した護岸技術を開発―石やブロックで築堤
五洋建設は15日、生物共生護岸技術を開発したと発表した。護岸を石やブロックで築堤して魚や植物などが住みやすい環境をつくる。千葉県市川市での実証実験では、既存護岸では確認できなかったマハゼやサヨリの稚魚などの生息が確認できた。護岸の耐震補修時などに環境に配慮した技術として提案する。開発した護岸技術は「捨て石築堤タイプ生物共生護岸」、人間が入れる「捨て石築堤タイプ親水性生物共生護岸」、「ブロックタイプ生物共生護岸」の3種。捨て石や樹脂製ブロックなどによって潮だまりや泥だまりを造り、生物を住みやすくした。さらにブロックで植栽や干潟機能なども持たせた。
従来の護岸は高波や高潮を防ぐため、鋼矢板を水面に垂直に打設して護岸を設置するのが一般的だった。五洋建設は04年4月、市川市の機材センターに隣接する海域に約300平方メートルの実験場を開設。