ドイツのデグサは米ダウ・ケミカルから高吸水性樹脂(SAP)事業を買収することで合意した。両社は生産能力を明らかにしていないが、合計で年産約45万トンとなり、世界トップになると見られる。買収額などは明らかにしていない。SAPはインド、ブラジルなど新興国向け紙おむつ用途で需要が増えており、ドイツのBASF、日本触媒も大規模な能力を持つ。今回の買収で競争激化が予想される。
デグサのSAP年産能力は現在同約30万トンで04年度の同事業売上高は4億3200万ユーロ(約605億円)。今回の買収でダウの同15万トンが加わると見られている。
ダウのSAP生産拠点を取得するほか、ダウの本社があるミシガン州ミッドランドの工場にSAPの生産を委託する。
また、原料であるアクリル酸についてもダウからデグサへの長期供給契約を結ぶ方針で、原料調達、生産コスト削減など競争力向上を図る。