三菱電機、高速微細加工を実現した放電加工機用モジュールを開発
三菱電機は15日、直径100マイクロメートル以下の微細な穴を現行機の2倍の速さで加工できる放電加工機用モジュールを開発したと発表した。ワークに放電する電極を磁力で動かす磁気支持型アクチュエーター(駆動部)を採用し、高速・微細加工を実現した。厳しい排ガス規制が求められているディーゼルエンジン用噴射ノズルなど、精密機器の生産性を高める。06年度中の製品化を目指す。
モジュール内の磁気支持型駆動部により、電極の微細な動きと粗い動きを協調させて加工速度を高めた。放電間隙(かんげき)は0・2マイクロメートルの精度で細かく制御できる。開発したモジュールによる試験では、厚さ0・8ミリメートルの鋼材に直径80マイクロメートルの穴を15秒で加工できた。
駆動部は直径10・5センチ、長さ20センチメートルと小型で電源やコントローラーと一体化して生産ラインに組み込みやすい。