WSJ-仏ダッソー、米ハネウエルの開発遅れにかかわる訴訟で和解合意

フランスの航空機メーカーであるダッソー・アビアシオン(12172.FR)が昨年10月、「米航空電子部品大手ハネウエル・インターナショナル(NYSE:HON)はビジネスジェット機の操縦室向け機器の開発の遅れを隠していた」としてハネウエルを提訴していた問題で、両社は和解合意した。

こうした訴訟はまれで、ダッソーがニューヨークの連邦地裁に提訴したときには、航空機業界の多くの人々を驚かせた。この訴訟では、ハネウエルの品質管理工程が問題視されたほか、操縦室に搭載する次世代のコンピューターとディスプレーを開発する難しさが浮き彫りになった。

航空機メーカー1社が航空電子部品メーカー大手をこうした理由で提訴することが異例であるだけでなく、この訴訟は、航空機向けソフトウエアの開発と技術の統合が広範な問題を抱えていることを際立たせた。

和解条件の詳細は明らかになっていない。ダッソーの米国部門とハネウエルは今年、内容を全く明かさないまま、和解合意したことだけを認めていた。

この和解については、さまざまな業界紙が数週間前に最初に報じている。だが両社とも発表はしていない。

この訴訟では、ハネウエルが「プリマス・エピック」と呼ばれる操縦室向け平面ディスプレーの開発上の問題を隠したため、ダッソーのビジネスジェット機「ファルコン」の引き渡しが一部遅れたとされている。ダッソーは6000万ドルを超える損害賠償の支払いを求めていた。

この訴訟の数カ月前、米連邦航空局(FAA)は、仏航空当局からの警告を受け、ハネウエルのプリマス・エピックを搭載したファルコンの一部について、安全点検と修理を命じていた。FAAによると、ある条件下で、ハネウエルのシステムの異常により、ほぼすべての無線通信、航法データ、操縦室のディスプレーが機能しなくなる恐れがあるという。

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