アイシン精機 北海道苫小牧に新会社 来年4月に操業開始

トヨタグループの中核企業で、大手自動車部品メーカー「アイシン精機」(本社・愛知県刈谷市)は3日、北海道苫小牧市の苫小牧東部地域でエンジン部品などの製造を行う新会社「アイシン北海道」を設立すると発表した。今月末に設立後、約100億円を投じて工場を建設し、来年4月に操業を開始する。北海道庁で高橋はるみ知事と会った同社の川田武司副社長は「活力ある会社を作りたい」と語った。
 新工場は、アイシングループが92年に苫小牧東部地域に取得した40ヘクタールの用地に、2万2000平方メートルの平屋で建設する。来年4月から、オートマチックトランスミッション(AT、自動変速装置)の油圧回路部品「バルブボディ」の生産を社員90人でスタートする。08年4月から社員400人に増やし、エンジンにオイルや冷却水を巡回させる「オイルポンプ」と「ウオーターポンプ」を生産する。社員は地元で採用する方針。
 川田副社長は記者会見で、「自動車産業が好調なため部品の発注が国内外から増加しているが、愛知県では人手が不足している。北海道の優秀で豊富な人材に着目した」と進出理由を説明した。同社は愛知県内に11工場あり、同県外では岩手県、熊本県に次いで北海道が3カ所目。道内で製造した部品はJRで愛知県内に運び、関連企業や海外に輸出する。
 道内の自動車部品工場はトヨタ自動車北海道、いすゞエンジン製造北海道に続き3番目。苫小牧東部地域に集中している。

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