米ルイジアナ東部地区連邦地裁の陪審は17日、フロリダ州の53歳の男性が心臓発作で死亡したのは鎮痛剤「バイオックス」の服用が原因だったとして、遺族が製造元の米医薬品大手メルクを訴えていた裁判で、メルクに責任はないとの評決を下した。
米国では、メルクがバイオックスの健康リスクを隠していたとして、同社を相手取って9000件以上の訴訟が起こされているが、メルクに無罪評決が出たのは、連邦レベルでは初。州レベルを含めると3件目となる。
陪審は、バイオックス自体は欠陥商品ではなく、メルクは同商品を製造する際に過失を犯したわけではないと指摘。また、服用者に対するリスク警告を怠らなかったとの判断を示した。
この評決を受け、メルクの株価は、17日の時間外取引でニューヨーク証券取引所終値の36.05ドルから1%高い36.50ドルに上昇した。
メルクは、今回の裁判で、死亡した男性の心臓発作は不健康な生活習慣により動脈が詰まった結果だと主張していた。