高砂鉄工は主力製品である冷延ステンレス鋼帯の短納期ニーズに応えるため、06年度内に小型スリッターを増設する。現在、鋼帯幅500ミリメートル以下に対応する小型スリッターは6基体制。「2基の増設を検討している」(吉田保社長)。すでに同1メートルに対応する大型スリッターについては改造による加工速度アップを決定済み。2台のうち1台の改造に着手している。
ステンレス圧延大手の高砂鉄工は短納期・小ロット対応を追求し、製鋼からの一貫メーカーや市中のコイルセンターとの差別化を図っている。
一貫メーカーは月次生産が一般的で、ステンレス鋼板を特注すると納期は2―3カ月。これに対し毎月6回、いわゆる五(ご)十日(とおび)を締め日に設定し、15―20日納入を実施している。3トンからの小ロット受注にも対応。規格品であればスリット入れや切断、研磨などを済ませ、そのまま加工できるようにして最短48時間で納入する。