トーキン(静岡県浜松市、金森武夫社長)は中国に設立した「蘇州東金機械金属」(江蘇省)で、自動溶接用電極(コンタクトチップ)の生産を始めた。月産能力は30万本で、当面は全量を日本に輸入する。コスト競争力を高め、自動溶接用コンタクトチップの日本市場でのシェアを、現在の4割から5割に高める。同社の海外工場は初めて。
蘇州東金は資本金5000万円でトーキンが90%、中国の金属メーカーの興誠金属が残りを出資した。従業員は30人。24時間操業の体制をとり、徐々に生産量を月30万本に引き上げる。
蘇州東金では今後、中国でもコンタクトチップを販売する方針。現地の自動車産業を中心に顧客を開拓する。3月をめどにコンタクトチップの材料となるクロム銅の生産も始める予定。材料からの一貫生産体制で品質とコスト競争力を高める。