インフレ参照値導入を検討すべき=衆院予算委員会で中川政調会長
自民党の中川政調会長は6日午前の衆議院予算委員会で、インフレ参照値導入を検討すべきだ、と述べた。
2006年度予算案の基本的質疑で、名目成長率4%実現のための「上げ潮」計画について持論を展開するなかで述べた。
中川政調会長は、人口減少時代突入のなかで日本経済の生産性を高める新成長戦略の必要性を主張。新しい成長政策では、「インフレを回避することが重要だ。インフレに早期に対応するため、消費者物価上昇率の参照値を検討すべきだ」と述べた。
また、イングランド銀行(英国中央銀行)のキング総裁との1月下旬の会談にも触れ、「政府と中央銀行が物価上昇率目標2%を共有し、極めて安定的な経済政策を実現している。日本も参考にすべきだ」と指摘。
名目成長率と長期金利の関係についての最近の論争について、「財政再建の関係で、名目成長率を高くすると金利が高くなるとの主張があるが、結果的に、増税キャンペーンの一環にならないよう願っている」と述べた。さらに、米国経済学者の実証研究や、日本でも1996年から2003年の平均値では成長率が長期金利より高くなっているとの事例を挙げ、「財政再建は喫緊の課題だが、成功した国は、GDP成長率が高くなって、長期金利が下がって、そして成功していることを忘れてはならない」と述べた。