野村HD、台湾の大手金融機関に148億円出資へ

野村ホールディングスは6日、台湾の大手金融機関グループ、台新ファイナンシャル・ホールディングス(台新)に出資することで基本合意したと発表した。アジアでの顧客基盤やビジネスチャンスの拡大につなげる。

 野村は、台新の実施する310億台湾ドル(約1147億円)の第三者割当増資のうち、普通株式と優先株式の合計で40億台湾ドル(約148億円)を引き受ける。野村は普通株式ベースで2.05%、優先株の転換による完全希薄化後ベースで3.39%を保有することになる。
 払込日は3月中旬。

 野村が他の金融機関と資本提携するのは、2001年に米投資銀行トーマス・ワイゼル・パートナーズ・グループ(2億米ドル、約200億円)以来になる。野村は「特にアジアにおける顧客基盤・ビジネスの一層の拡大を目指す中で、アジア各国の金融機関との関係強化・ビジネスの連携を従来以上に模索している」(経営企画担当・尾崎哲執行役)。今回はこうした戦略の一環として出資を決めた。

 台新をめぐっては、先に投資会社のニューブリッジ・キャピタルが台新の第三者割当増資を引受け、筆頭株主になると発表していた。
 台新は傘下にリテール(商業)銀行や証券会社などを抱える金融グループで、富裕層顧客も多いとされる。野村はこうした富裕層に対する金融商品・サービスの提供も始めたい意向。
 野村は加速度的にアジア関連の業務を拡大している。昨年は、東京証券取引所に米預託証券(ADR)を上場した韓国最大手の高炉メーカー、ポスコの主幹事になったほか、インドの大手銀行ICICI銀行の米預託証券(14億ドル)のグローバルオファリングでは、メリルリンチ、モルガン・スタンレーと共に引受け主幹事になるなど、アジアの投資銀行業務におけるシェア拡大も目指している。

北米日産が今年から入社した従業員の年金制度を確定給付型から確定拠出型へ切り替え

株式投資ニュース

サムスン電子とハイニックス半導体がDRAMの契約価格を引き上げ

Track Back URL: