先週退任したグリーンスパン前連邦準備理事会(FRB)議長が、米リーマン・ブラザーズが主催するイベントで7日講演した。リーマンの関係者が8日、明らかにした。
この関係者は「(7日)午後に前議長はリーマンで話した」と述べた。ただこの関係者はイベントに参加していない。リーマン広報担当者からのコメントは得られていない。
前議長講演のうわさを受けて、金利先物は下落。外為市場ではドルが上昇した。
FRBのスポークスマンは、グリーンスパン氏が同イベントに出席したかは確認しなかったが、「任期を終えた理事は、秘密情報を口外しない限り、講演に制限はない」と話した。グリーンスパン氏のコンサルタント会社のオフィスは、コメントを控えた。
複数の市場関係者によると、グリーンスパン氏は、市場はFRBが今後も行わなければならない金融引き締めを過少評価していることを示唆したという。
同氏の講演のうわさを受け、短期金利先物は下落。フェデラルファンド(FF)金利が年央までに5%に達する可能性は66%から82%に上昇した。
リーマンのイベント出席者と話をしたというある市場関係者によると、グリーンスパン氏は、米経済は彼が考えていたよりも堅調とし、市場は適切な引き締め度合いを織り込んでいないとの考えを示したという。ただ、これはあくまで参加者の解釈だという。
一部の市場関係者は、任期が終了したばかりの前議長がこれほど早く経済動向について発言したことに驚きを示している。