東京エレクトロンは3日、都内で2006年3月期第3四半期決算説明会を開催し、佐藤潔社長が現在の事業環境や見通しについて説明した。アナリストなど出席者との主なやりとりは以下の通り。
――1-3月の受注高見通しは昨年10-12月から横ばいということだが、米社などと比べると慎重では?
「半導体のマーケットが上がってきていることは実感している。半導体製造装置の方は10-12月よりさらに好調と見ている。FPD製造装置は10-12月に前倒しで受注した分が1-3月で抜け落ちるとして、総額フラットというイメージだ」
――各社とも見通しは強気一色だが、弱気の要素はないのか?
「弱気の要素が見えないのがリスクといえる。ここまで意見が揃うと逆に・・・・という心配な面は確かにある。とはいえ、少なくとも夏まではこのままの勢いが続くのではないか。秋以降がどうかはよく見えないが、それでも現状大きく変化する要素は見えない」
――韓国大手の設備投資減額も伝わってきたが
「韓国勢は基本的には強気だろう。中期的には伸びてくると見ている。NANDがDRAMと同格のボリュームとなっており、今後安定的に推移するのではないか」
――プローバー、熱処成膜装置、液晶のコータデベロッパの手ごたえや他社との兼ね合いは?
「プローバーは生産が追いつかない状況。シェアのことは分からないが、プローバービジネス全体が今上り調子で好調という印象だ。熱処成膜装置はセミコンジャパンで新製品を発表したが、いい製品を出したと思っており、強気だった営業よりももっと強気でいる。液晶のコータデベロッパは(第5世代の開発で)つまずいて水面下にあったが、(第8世代の)新製品が春に市場に出てくるので大きく挽回するつもりだ」
――台湾の液晶メーカー再編観測とその影響について
「現実的にトップ3はよくて、他は投資も控えているようだが、すぐに統合どうのこうのという話ではないだろう。(大型化の進展具合について)確かに7.5世代、8世代、さらに先という話は日本や韓国でよく聞かれているが、台湾では聞こえづらく、やるかどうかまだわからない。ただ大手は大きくしているとは聞いている」
――再び赤字にならない自信は?
「3年前から構造改革を進めており、まだ7割だが、大分良くなっていると思う」