三菱ガス化学は8日、水島工場(岡山県倉敷市)でガスバリヤー樹脂「MXナイロン」の原料などになるメタキシレンジアミン(MXDA)の製造装置を新設すると発表した。年産2万トンの設備で07年秋に商業生産を始める計画。投資額は明らかにしていないが数十億円規模になる見込み。新潟工場(新潟市)の年産3万トンの設備と合わせ5万トン能力を確保する。
MXDAはメタキシレンの誘導品で、MXナイロンやウレタンの原料となる。MXナイロンはガスバリヤー性が評価され、食品包装やペットボトル向けに需要が拡大している。これに応じて生産能力を拡大する。
同社はキシレン事業のコアとしてメタキシレンとその誘導品事業を強化している。今後、需要動向を見ながらMXDAの海外生産も視野に入れ、一層の増産を検討する。