WSJ-ニューズ10-12月期、テレビ事業好調で3倍近い増益

米ニューズ・コーポレーション(NYSE:NWS.A)が8日発表した10-12月期(2006年6月期の第2四半期)決算は、資産売却のほか、テレビ事業が好調だったことなどから、3倍近い大幅増益となった。

純利益は10億8000万ドル(前年同期は3億8600万ドル)、1株利益は33セント(同13セント)。継続事業ベースの利益は6億9400万ドル、1株利益は21セント。同四半期には、TSLエデュケーション売却による3億8100万ドルの利益を計上した。

売上高は、前年同期の65億6000万ドルから1.6%増の66億7000万ドル。

調査会社トムソン・ファースト・コールがまとめたアナリスト予想平均は、1株利益が20セント、売上高は68億8000万ドルだった。

娯楽映画部門の営業利益は27%減の2億9900万ドル。前年同期は「デイ・アフター・トゥモロー」などヒット作品のホームビデオ販売が利益を押し上げていた。

テレビ部門の営業利益は20%増の1億8300万ドル。ネットワークのフォックスが新番組の放送を始める時期を早めたため、宣伝費用が少なくて済んだことや、視聴率が向上したことが要因。人気の高いドラマ「24 TWENTY FOUR」やオーディション番組「アメリカン・アイドル」の視聴率は、10-12月期以降に発表されたため、同四半期の統計には反映されていない。

ケーブルテレビ(CATV)部門も引き続き好調で、営業利益は15%増の2億6200万ドル。フォックス・ニュース・チャンネルでの広告収入や、地域のスポーツ系列局の収入が好調だった。

新聞部門の営業利益は6900万ドルと、63%の大幅減益。英国での新聞印刷設備の更新費用がかさんだことが要因。新聞事業は主に英国と、ルパート・マードック会長の出身国であるオーストラリアで運営している。英国では、「タイムズ」や「サン」を発行している。

イタリアの衛星放送部門「スカイ・イタリア」は、契約世帯が50万近く増え360万世帯になったものの、小幅の赤字を計上した。

電話会見でデビッド・デボー最高財務責任者(CFO)は「06年6月期の営業利益が12%増の見通しであることに当社は引き続き満足している」と述べた。

決算は米株式市場の取引終了後に発表された。ニューズの通常取引終値は、前日比0.13ドル(0.78%)高の16.76ドルだった。その後の時間外取引では下落に転じ、16.50ドルで取引されている。

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