WSJ-アルトリア、1-3月期に税効果10億ドルを計上へ

たばこ・食品大手の米アルトリア・グループ(NYSE:MO)は16日、1-3月期に約10億ドルの税効果を計上すると発表した。内国歳入庁(IRS)が同社の1996-99年の所得申告についての調査を完了したことを受けたもの。

これとは別に、同社が株式87%を保有する食品大手クラフト・フーズ(NYSE:KFT)は同日、ペット向けスナックのブランド「ミルクボーン」を同業デルモンテ・フーズ(NYSE:DLM)に5億8000万ドルで売却すると発表した。

アルトリアによると、税効果、すなわち引当金の戻し入れに伴う連結決算でのキャッシュフロー(現金収支)への影響はないが、利益は1株当たり45セント押し上げられる。一方、ミルクボーン売却は、アルトリアの利益を同5セント押し下げる要因となる。

これらにより、アルトリアは2006年の1株利益見通しレンジを、従来の4.85-4.95ドルから5.25-5.35ドルに引き上げた。

アルトリアはIRSの調査結果について、傘下の航空機リース会社フィリップ・モリス・キャピタルによる一部のレバレッジドリースに関連した税効果が認められなかったことを除き、すべてに合意した。アルトリアは、約1億7000万ドルの税金と金利の支払いを求められたことについて異議を申し立てる方針。

クラフトは、税金の支払いとミルクボーン売却に関連した資産の評価損の計上で、06年の利益が1株当たり7セント押し下げられるとの見通しを示した。同時に、アルトリアへの税戻し入れのクラフト分3億3700万ドルと税引き前の金利4600万ドルを受け取ることになっている。

これらにより、クラフトの06年の利益は1株当たり17セント押し上げられるとみられ、同社は1株利益見通しレンジを1.55-1.60ドルとした。

ミルクボーン部門の05年売上高は約1億8000万ドルだった。クラフトは、アルトリアからのスピンオフ(分離・独立)に備え、事業分野の削減を進めている。

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