富士通フロンテックは、金融機関の現金自動預払機(ATM)を短期間でICカードに対応させる仕組みを構築した。ATM上で稼働するアプリケーション(応用)ソフトの部品化を図るなどの効率化を進め、仕様確定から提供までの期間を4カ月から3カ月に短縮することに成功した。今後は静脈認証など、生体認証への対応でも同様の取り組みを推進する。
ATMはそれぞれの金融機関の個別仕様で、組み込むアプリケーションも異なる。
このためICカードに対応するには、約30万行にのぼるアプリケーションのうち1万行程度を個別行ごとに手直しする必要があった。
同社は、ATMの開発・保守で蓄積してきたノウハウをベースに、ICカード対応の標準仕様を策定。これに基づき、アプリケーションの開発に必要な標準のソフトウエア部品群を取りそろえた。
また一連の作業手順を規定として定めることによって、改修に要する期間の圧縮と品質向上を両立させた。