スター精密はCNC自動旋盤の組立工程にセル生産方式を導入する。現在の8工程に分かれるライン作業を、機械1台をすべて作業者1人で組み立てるように改める。納期短縮と在庫削減が狙い。2年以内の導入を目指す。
セル生産方式を導入するのは菊川工場(静岡県菊川市)。現在は組立作業者55人で組み立てラインを8工程に分け、同一機種4―20台を1ロットとして組み立てている。同社の旋盤は機種が多く、各機種の生産量が少ない典型的な多品種少量生産。段取り替えなどの効率が悪く、在庫が多いなど課題があった。
同工場ではセル生産方式の導入に向け、各作業者への部品の配給法など見直しを始めた。現在は組立工程のすべてに習熟した作業者が5人程度しかおらず、セル生産の導入が難しい。今後、作業者全員の多能工化を進め、セル生産に備える。現在は製品受注が増えており、当面は効率より製品出荷を優先してライン組み立てを続ける。