ECBは2日の政策理事会で利上げへ、追加利上げのヒントに注目

欧州中央銀行(ECB)は2日に開く政策理事会で主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を2.5%に引き上げることが確実視されており、注目は追加利上げについてECBが示すヒントに集まっている。
 ユーロ圏では、企業景況感や製造業に関する指標が2004年7月以来の高水準となっている。
 ユーロ圏経済に改善のサインが見られるなか、ECBの当局者らは、将来のインフレリスクを回避するために、直ちに行動する姿勢を鮮明にしてきている。
 半面、アナリストらは、ECBのトリシェ総裁が3月より後の利上げについては引き続き慎重な姿勢を保ち、今後の経済指標次第とする公算が大きいとみている。
 モルガン・スタンレーの欧州チーフエコノミスト、エリック・チェイニー氏は、ECBは景気回復のペースに確信を持っており、3年前に導入した過剰な景気刺激策を解除する時だと考えている、と指摘。「金利は依然緩和的だ」と述べた。
 ECB政策理事会は2日0800GMT(日本時間午後5時)開始。トリシェ総裁の会見は1330GMT(同午後10時半)に予定されている。
 ロイターが先週、エコノミスト65人を対象に実施した調査では、全員が利上げを予想した。実施されれば、過去3カ月で2度目の利上げとなる。
 チェイニー氏は「先行指標の内容が改善している」と指摘する一方、ECBが実際に利上げを行うとすれば、判断の中心要因はより長期的なインフレ懸念になる可能性が高いとの見方を示し、「全てを考慮すると、インフレリスクは抑制されている。ECBが利上げを継続するとしたら、その理由は金利の正常化だと思う」と語った。
 ユーロ圏では、金利の中立水準は3.5%程度と考えられている。
 ECBによる今後の利上げのペースついて、アナリストの見方は分かれている。調査では、2006年末時点での金利の予想レンジは2.5―3.5%、コンセンサスは3%となっている。

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