WSJ-IBM、コンサルティングサービスを中小企業向けに拡大
米IBM(NYSE:IBM)は、地域の再販業者を通じて、中小企業へのコンサルティングサービスの売り込みを始める予定だ。低迷するコンサルティング部門の収入を回復させることが目的。
IBMが提供してきたコンサルティングサービスの大部分は高額で大企業向けのもの。しかしビジネス・コンサルティング・サービス部門の収入は昨年10-12月期に前年同期比6%減少した。これを受け、IBMは中小企業からのコンサルティング契約獲得を目指すようになった。
中小企業事業担当幹部のスティーブ・ソラッゾ氏は、中小企業の情報技術(IT)関連投資は「IT市場全体より早いペースで成長している」とコメントした。
IBMは昨年、グループ全体の売上高の約半分を占めるサービス部門の不振で1-3月期決算が予想を下回ったのを受け、西欧を中心に1万4500人規模の人員削減計画を打ち出した。
IBMが新たに提供するコンサルティングサービスは、さまざまなサービスの新しい市場を開拓する努力の一環。IBMは中小企業をターゲットとした3種類のコンサルティングサービスを開始する構えだ。
そのうちの1つは「ITストラテジー・アセスメント」。IBMのコンサルタントが顧客企業のIT機器をチェックし、システムやインフラを改善するための助言を行う。このサービスには主要な質問100問に対する解答の提供が含まれる。
ソラゾ氏の直属で、中小企業向けビジネスグループを率いるマレー・ミッチェル氏によると、「ITストラテジー・アセスメント」の料金は約6万5000ドルの予定。大企業向けに同様のサービスを提供する場合、15万-20万ドルの料金が想定され、解答する質問の数も600-700問と多くなるという。
その他2つのサービスは、パソコンネットワークの脆弱性分析を目的とした「セキュリティー・オーディット」と「ウェブサイト・エバリュエーション」。
新サービスは再販業者を通じて提供される。ミッチェル氏は、IBMハードウエア製品の販売を手掛ける再販業者は、それぞれの地元市場で、IBMよりはるかに広い販売ネットワークを築いていると述べた。