ホンダ商社 納豆成分で健康食品事業に参入

ホンダが全額出資する商社「ホンダトレーディング」(本社・東京)は28日、納豆に含まれる成分で、心筋梗塞(こうそく)などの予防効果があるとされる「ナットウキナーゼ」を食品メーカーに販売する事業を始める、と発表した。日本の対米貿易黒字減らしのために始めた、ホンダの米オハイオ工場の近隣で生産する大豆の輸入事業が好調で、食品事業の拡大を目指す。
 ナットウキナーゼは、納豆のねばねばに含まれる成分で、心筋梗塞や脳血栓を引き起こす血液中の血栓を溶かす効能があるとされる。ナットウキナーゼの発見者の倉敷芸術科学大学の須見洋行教授と協力して、ナットウキナーゼ粉末の量産化にこぎつけた。ナットウキナーゼを含むサプリメントは、納豆が苦手な人でも摂取しやすいため、国内での年間販売額は約150億円にのぼる。
 ナットウキナーゼは、たんぱく質や糖、水などを合成してつくる。生産は静岡県の食品会社に委託し、粉末状のナットウキナーゼをホンダトレーディングが仕入れて食品や医薬品メーカー向けに今春から販売する。初年度2億円、3年後に7億円の売り上げを目指し、将来は欧米での販売も計画している。

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