ブラジルの債務格付けを引き上げ、アウトルックは安定的=S&P

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は28日、ブラジルの債務格付けを引き上げた。ブラジル政府が、国内金利や為替の変動に対する自国債務の脆弱性改善に取り組んでいることを挙げている。
 連邦政府債の外貨建て長期格付けは「BBマイナス」から、投資適格等級より2段階下の「BB」に、自国通貨建て長期格付けは「BB」から「BBプラス」にそれぞれ引き上げた。
 アウトルックは「ステーブル(安定的)」で、一部アナリストの失望を誘う内容となった。
 ABNアムロ銀行(ニューヨーク)の担当者は「積極的な債務管理を背景に市場は既に予想を上回るスピードでの格上げを織り込んでいる」と指摘。もしS&Pがブラジルを格上げした上でアウトルックをポジティブに維持すれば、この期待感を増幅させただろうが、「ステーブル」としたことでブラジルの格上げ機運を減速させたとの見方を示した。

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