DJ-タノックス、10-12月期売り上げ4倍増で黒字転換・通期は赤字拡大
米バイオ医薬品会社のタノックス(Nasdaq:TNOX)が28日発表した2005年10-12月期決算は、売り上げが前年同期比で4倍となり純損益が黒字に転換した。ただ、05年通期は研究開発費などがかさみ赤字が拡大した。
10-12月期の純損益は980万ドルの黒字(前年同期は380万ドルの赤字)、1株損益は23セントの黒字(同9セントの赤字)となった。売上高は560万ドルから2300万ドルに増えた。
調査会社トムソン・ファースト・コールの集計したアナリスト平均予想は1株利益が2セント、売上高は1510万ドル。
共同創業者で社長兼最高経営責任者(CEO)のナンシー・チャン氏は声明で、主力の治療薬「ゾレア」(一般名:オマリズマブ)の利益貢献度が高かったことは2005年度の特徴的出来事のひとつ、と述べた。
米ジェネンテック(NYSE:DNA)、スイスのノバルティス(NYSE:NVS)と共同開発しているゾレアは、昨年10月にアレルギー性ぜんそくの治療薬として欧州当局から承認された。ノバルティスはEU20カ国でのゾレアの販売認可を受け、11月には英国とドイツで販売を開始した。
一方、タノックスは05年通期では前期の1030万ドルから1940万ドルに赤字が拡大。研究開発費や製造工場の再委託など関連する費用がかさんだためという。売上高はゾレアのランセンス収入が伸びたことで前期の2050万ドルから4470万ドルに急増した。
28日終値19.08ドル、前日比0.08ドル(0.42%)高、出来高506,264株。