日本郵政公社は二十八日、新サービス「簡易小包郵便物」(愛称・ポスパケット)を四月一日から開始すると発表した。通信販売業者など大量に荷物を発送する企業をメーンターゲットとし、年間一万個以上の取り扱いがある場合は料金割引も実施する。民間宅配業者が展開するメール便との競合が予想され、民業圧迫との批判が高まりそうだ。
ポスパケットはA4サイズで、重さ一キログラム以内の荷物を配達するサービス。発送側がポストに投函(とうかん)すれば、数日で配達先の郵便受けなどに届けられる。
従来の小包のように受け取り側が受領印を押す手間がないうえ、無料で配布されるバーコード付きのあて名シールを荷物に張れば、発送側がインターネットなどで荷物の配達状況を確認することもできる。
郵政公社では類似のサービスとして、所定のケースに荷物を入れれば、一律五百円で配送できる「エクスパック500」を展開しているが、ポスパケットは一個四百円と低料金なのが特徴。年間一万個以上の荷物を発送する場合は、一個あたり百七十-二百十円で配達するというエクスパックにはない料金体系としている。ただ、配送日数はエクスパックの方が短い。
大量の荷物を発送する通販業者などの企業向けサービスをめぐっては、民間宅配業者のメール便が浸透しているが、今後は郵政公社との間の値引き競争に発展する可能性もある。