明電舎は通信暗号化機器の市場に参入した。情報通信システム運用受託会社のティー・ティー・ティー(TTT、東京都豊島区)と協力して同機器をつくった。パソコン、サーバ、外部記憶装置などに接続して通信を暗号化する。企業情報の漏えい防止、医療診断画像や学校内の監視カメラで撮影した画像などを盗み見られないようにするなどの用途を想定する。3年後に売上高5億円を目指す。
TTTが開発した暗号化や認証などの技術を採用した。明電舎は産業用コンピューターの設計を応用し、冷却ファンなど回転部分がなく故障しにくい機器に仕上げた。同機器を価格100万円で販売、4月には同5万円程度の小型機器を追加する。同機器を遠隔管理して通信履歴収集などをするソフトも開発する。
国際標準規格に定められた通信手順の中で、通信の信頼性確保について取り決めた部分「トランスポート層」に暗号化や認証技術などを組み入れた。