WSJ-デルモンテ、キャットフードのミャオ・ミックスを7億ドルで買収
果物・野菜缶詰製造の米食品大手デルモンテ・フーズ(NYSE:DLM)は2日、キャットフード会社の「ミャオ・ミックス」を7億500万ドルで買収することに合意したと発表した。
「ミャオ・ミックス」は、ニューヨークのプライベート・エクイティ(非公開株投資)会社「サイプレス・グループ」が、別のプライベート・エクイティ会社から2003年に4億2500万ドルで買収した。そのプライベート・エクイティ会社は2002年にネスレから1億6000万ドルで買収した。
プライベート・エクイティ業界では、買収会社は利益確定に素早い動きを見せ、このように短期間のうちに買収・売却をすることは、普通のことになってきた。しかし、こうした手法については、これら買収会社は自らの資産ポートフォリオに組み入れた会社の企業価値を生み出すことなく、互いに手にした会社の売買を繰り返しているだけだ、とする批判も一部投資家からは出ている。
プライベート・エクイティ支持派は、「ミャオ・ミックス」のケースは、事業運営のリストラ、マーケティング手法の変更、コスト削減などにより、プライベート・エクイティ会社が、それまでとは違った会社に作りかえた例だと指摘する。例えば、サイプレスは「ミャオ・ミックス」の製品をウエット・タイプのキャットフードにした。また、ニューヨーク・マンハッタンのフィフス・アベニューに、臨時店舗の猫用レストラン「ミャオ・ミックス・カフェ」をオープンして注目を集めた。
デルモンテもペットフード事業を手掛けているが2005年5月期の同事業が会社全体に占める割合は売上高で26%、税前利益で40%だった。
デルモンテの過去12ヶ月の売上高は32億6000万ドル、純利益は1億2700万ドルだ。「ミャオ・ミックス」買収で、ペットフード事業の比重は高まる。買収額は、デルモンテの時価総額21億ドルのおよそ3分の1に相当し、このほかに約13億ドルの負債を継承する。
デルモンテの2日終値は、前日比4セント(0.37%)高の10.94ドルとなった。