光通信ネットワーク装置メーカーの米シエナ(Nasdaq:CIEN)が1日発表した11-1月期(2006年10月期第1四半期)決算は損失幅が縮小した。
同社は、ここ数週間の受注が増加したため2-4月期の売上高は11-1月期比で7%増加するとの見通しを示した。これは市場予想を上回るものだ。
シエナの11-1月期損失は630万ドル、1株当たりでは1セントだった。前年同期の損失5700万ドル、1株当たりで10セントより損失幅が縮小した。
一時的項目を除いたベースでは、損失は前年同期より小幅な550万ドル、1株当たりでは1セントだった。同じベースの米調査会社トムソン・ファースト・コールの市場予想は2セントの損失だった。前年同期の損失は2770万ドル、1株当たりで5セントの損失だった。
売上高は前年同期の9470万ドルから1億2040万ドルに27%増加したが、11-1月期比では、これよりはるかに小幅な1.9%増にとどまった。
2-4月期の業績について、市場予想は売上高が1億2700万ドルだが、会社側が11-1月期比で7%を超える増加率との見通しを示したことから、市場予想も上方修正されそうだ。
これまでの数年間、シエナをはじめ、通信ネットワーク機器開発会社は、電話会社が調達額総額を減らし、新製品のサポート業務を開始したため、売り上げ増加には苦心してきた。
売り上げ増加のためシエナがここ数年間進めてきたのは、品ぞろえの充実と、新需要が加速している映像や高速インターネット接続市場への参入で、そのため企業買収をいくつか行った。ここ数四半期は、こうしたシエナの手法が功を奏し始めた。
しかし、損益面ではまだまだなすべき仕事は多い。昨年は、売り上げ4億2730万ドルに対し、ほぼ4億3600万ドルの損失を計上した。キャッシュフローも黒字になっていない。つまり、どの四半期も入ってくるお金より出て行く金の方が多いという状態だ。
シエナのキャッシュフローが黒字だったのは2001年が最後だ。ガリー・スミス最高経営責任者(CEO)はシエナのキャッシュフローは黒字に近づいていると述べた。