<ボーダフォン>売却、1兆円規模に ソフトバンクと交渉

携帯電話世界最大手の英ボーダフォンは3日、日本で携帯電話事業を行っている日本法人の株式の過半数をソフトバンクに売却する方向で交渉を進めていると発表した。ソフトバンクも交渉の事実を認めた。実現すれば、買収額は1兆円を超し、国内のM&A(企業の買収・合併)では過去最大規模になる可能性がある。携帯市場への新規参入を決めているソフトバンクにとってボーダフォンの1513万台の契約加入者数は大きな魅力で、交渉がまとまれば他の新規参入組に一気に差をつけることになる。
 ボーダフォンは01年に旧J―フォンの親会社だった日本テレコム(現ソフトバンク傘下)を買収し日本の携帯電話市場に参入した。しかし、データを高速で送受信できる第3世代携帯電話が不振で、NTTドコモとau(KDDI)の上位2社に加入者数などで差をつけられた。
 特に純増数が1万7600台(1月)と低調で、NTT(約13万台)とau(約22万台)に大きく水を空けられていた。昨年3月期連結決算は売上高が1兆4700億円で前年比11%減、経常利益が1533億円で同15%減だった。
 ソフトバンクは携帯電話参入で数年内に1000万人の加入を目指していたが、買収すれば、これを一気に達成する。ヤフーなどグループ会社と協力し、消費者への浸透を優先。データ通信の新しい機能を盛り込んだり、低料金化戦略も進める見通しだ。利用者のニーズ別に複数のサービス料金体系も用意する方針だ。新規顧客の獲得も日本テレコムやヤフーなどの営業基盤を活用することでコストを抑える。

電力中央研究所がエネルギー技術研究所に溶融炭酸塩形燃料電池製造設備を設置

株式投資ニュース

損害保険ジャパンが地震による火災の被害を補償する保険を発売

Track Back URL: