電力中央研究所はエネルギー技術研究所(神奈川県横須賀市)に数キロワットの溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)製造設備を設置して実証に乗り出した。MCFC商品化のためのコスト低減策を抽出するフォローアップ研究の設備。MCFCは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成し、石川島播磨重工業が開発を続けてきたが、商業化の段階に至っていない。世界では欧米や韓国でも実用化に拍車がかかっている。このためコストの大幅低減を最大の課題に電中研が本腰を入れてフォローの実用化開発を進める。
MCFCについてはこれまでNEDOが400億円、石播は200億円を投じて300キロワット級で実用化を目指していた。愛知万博の実証では連続運転で成果は上がったものの、コスト削減が進まずこのままでは実用化が遠のく状況にある。
一方、世界では米フューエルセル・エナジー(FCE)が40カ所に設置。