東芝が、三重県四日市市で半導体の新工場建設を検討していることが、六日明らかになった。総額五千億円程度を投じ、携帯音楽プレーヤーやデジタルカメラなどの記録媒体として需要が急拡大している、フラッシュメモリー(電気的に一括消去再書き込み可能な半導体メモリー)の生産能力を、三倍強に拡大するとみられる。
収益の柱である半導体で積極投資を継続し、同メモリーでシェア首位の韓国サムスン電子や、新規参入を決めた米インテルとマイクロン・テクノロジーなどに対抗する。
ただ、東芝は米原子力プラント大手ウエスチングハウスを総額五十四億ドル(約六千四百億円)で買収することを決めており、半導体への追加投資の実現には、資金調達がカギとなりそうだ。
計画では、フラッシュメモリーの生産で提携する米サンディスクも投資を負担。来年にも新工場を稼働させる。フラッシュメモリーの生産能力は、平成十九年三月末までに七万枚(三百ミリウエハー換算)になるが、新工場の稼働で二十五万枚に引き上げる考えだ。