WSJ-マイクロン、レキサー・メディア買収で合意

米半導体大手マイクロン・テクノロジー(NYSE:MU)は8日、米レキサー・メディア(Nasdaq:LEXR)を買収することで合意したと発表した。買収総額は約6億8000万ドルで、全額株式交換方式となる。小売店で販売されるフラッシュメモリーでは、レキサーは有力ブランドの1つ。マイクロンはこのブランドを手に入れることでフラッシュメモリー事業の拡大を狙う。

合意によると、レキサー株1株に対し、マイクロン株0.5625株が割り当てられる。この交換比率に基づくと、1株当たりの買値は8.43ドルと、レキサーの7日終値に19%のプレミアムを上乗せした水準となる。両社は7-9月期末までの買収完了を見込んでいる。

カリフォルニア州フレモントに本社を置くレキサーは、NAND型フラッシュメモリーの製造を手掛ける。NAND技術を用いたメモリーは、消去や書き込みの速度が速く大容量化に適しており、不揮発性で電源を切ってもデータを維持出来るため、デジカメや携帯型端末に広く利用されている。

マイクロンはDRAMメーカーとして最もよく知られているが、最近はNAND型フラッシュメモリーへの事業拡大を進めている。調査会社アイサプリによると、NAND型フラッシュメモリー市場でマイクロンのシェアは3%と、5位となっている。1位のサムスン電子は約50%、2位の東芝は19%で、マイクロンは大きく引き離されている。

しかしマイクロンは、フラッシュメモリーの生産拡大に向けて、インテル(Nasdaq:INTC)から大きな後押しを受けている。両社は05年11月、NAND型フラッシュメモリーを製造する合弁会社を立ち上げることで合意している。

マイクロンとの合併は、業績不振のレキサーが巻き返しを図るのを支援しそうだ。レキサーの04年通期の純損益は7300万ドルの赤字。05年10-12月期の純損益は2000万-2300万ドルの赤字(1株当たり25-28セント)を見込んでいる。競争激化の影響で製品価格が下落し、利益率を圧迫している。

レキサーのエリック・スタン会長兼最高経営責任者(CEO)は「マイクロンと合併することで、レキサーはコスト面で大きな相乗効果を得ることが出来るほか、今までより顧客のニーズにうまく応え、成長速度を加速することが出来る」とコメントした。

発表を受け、レキサーの株価は大きく上昇。8日終値は前日比1.74ドル(24.54%)高の8.83ドルだった。マイクロンは同11セント(0.73%)安の14.87ドル。

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