8日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、イタリアの電力大手エネルは、仏スエズに対する約400億ユーロ(480億ドル)規模の買収提案を続行する計画。同紙がエネルに近い筋の話として報じた。
エネルの取締役会は8日に予定されている定例会議で買収案についての決定を行う見通し。
先月、エネルがスエズ買収の意向を表明したことを受けてフランス国内では激しい反発の声が巻き起こり、直ちに仏ガス公社(GDF)とスエズとを合併させる計画が発表された。
同紙は、フランス当局とのあつれきを避けるためにイタリア政府がエネルの買収提示を阻止する介入を行うかどうかは不透明だとしている。
エネルに近い筋によると、同社は買収提案をあくまでも進める意向で、数日中に正式発表が行われる可能性がある。買収提示額はスエズの株価に約20%のプレミアムを上乗せした額になるという。
エネルからのコメントは得られていない。