5年で売上100億円に=林・メディアグロバル社長

メディアグローバルリンクス(JQ)が9日、ジャスダック市場に新規上場した。初値は公開価格の3倍の99万円となった。引けは115万円。林英一社長は会見で概ね以下のように語った。
--事業内容ではどのような特徴があるのか。
林社長 通信と放送に関する機器の設計から開発、販売まで手掛けており、工場を持たないファブレスメーカー。従業員数は連結で48人だが、研究・開発型企業であるため、このうち24人がエンジニアだ。

--おもな製品はどういったものか。
林社長 前期実績で全売上の73%を占めた放送系機器は、放送方式の変換や映像信号、音声信号などを処理する機器で、納入先はテレビ局。現行の放送形式とハイビジョン放送の両形式を網羅する「MD2000」が主力製品だ。現在の販売はシステムメーカー経由が8割だが、今後は収益性を重視して直販の比率を高めていく。一方の通信系機器は通信事業者が放送局間の映像の伝送や通信事業者間の伝送などに使用する機器で、光技術を使って映像信号を非圧縮でIPパケット化し、光海底ケーブルなどを通じて通信インフラ網へ伝送する「MD6000」などが主力。

問い 中長期的な成長戦略を聞きたい。
林社長 放送系は国内市場がすでに成熟しているため、安定したマーケットにおいてきちっとしたシェアを確保し、直販へのシフトによって収益性を高めていきたい。また、非圧縮の映像伝送装置に関しては五輪やサッカー・ワールドカップなどスポーツイベントの開催が契機になって普及が進んできており、今後は欧州などで採用が進むと見られる。各イベントの際に機器を納入してまずタネを蒔き、2~3年度に末端の回線までその技術が取り入れられる状況になった時に、当社として“刈り取る”というのが基本戦略だ。

問い 収益的にはどのような成長を見込んでいるのか。
林社長 5年程度の中期で考えると、今期で37億円の見通しである売上高を100億円程度まで増やしたい。ファブレスメーカーなので、売上が伸びれば営業利益率も向上すると予想している。

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