ジェネシス・テクノロジーが9日、東証2部に新規上場した。初値は公開価格と同じ2100円となった。大引けは2015円。以下は三浦雄三代表取締役社長の会見要旨。
――事業の概要を教えて欲しい。
三浦 半導体の電気特性を検査する半導体テスト事業を主力としている。特にウエハーのテストが主力業務であり、前2005年3月期決算において、ウエハーのテスト業務が売上高全体の55.8%を占めている。現在、55社、77工場と取引を行う独立系の企業だ。
ウエハーのテストは、ウエハーに搭載された約1000個のチップの性能を1つ1つテストする業務で難易度が高い。難易度の高い分野で強みを持つことが当社の強みと認識している。調査機関の富士キメラ総研によると、半導体テストのアウトソーシング市場において当社の2005年におけるシェアは11.4%とトップの位置にある。
――業績動向はいかがですか。
三浦 今2006年3月期の売上高(非連結)は18.1%増の132億円、経常利益は6.6%増の10億円を計画している。来2007年3月期についても2ケタの売上成長を目指す。デジタル家電向けや自動車向けの半導体の成長力は大きく、この分野において日本企業は圧倒的な強みを持っている。半導体テスト市場もそれだけ成長力があるほか、特にアウトソーシング市場の伸びは大きくなると見ている。海外においては半導体テストの約70%がアウトソーシングされているが、日本では14%に過ぎない。半導体テスト過程の効率化・短縮化に向けて、日本の半導体テスト業界においてもアウトソーシングの比率が高まっていくと考えている。富士キメラ総研では2008年までの半導体テストのアウトソーシング市場の年間平均成長率を12.5%と予想している。当社はそれを上回る成長を目指す。
また、大手半導体メーカーが半導体テスト業務をアウトソーシングする際、他の大手半導体メーカー系列のテスト業者に発注することを嫌う。技術情報の漏出につながる懸念があるからだ。そうした観点からも、独立系の当社の事業拡大余地は大きいと見ている。