WSJ-リバティー、タイム・ワーナー株とブレーブスの交換などで交渉

米メディア投資会社リバティー・メディア(NYSE:L)は8日、保有しているメディア大手タイム・ワーナー(NYSE:TWX)株4%の一部を、大リーグのアトランタ・ブレーブスなどの営業資産と交換することについて話し合っていると明らかにした。

リバティーのグレッグ・マッフェイ最高経営責任者(CEO)は同日の電話会見で、営業資産を獲得する意向を示した。

両社の交渉は、リバティーが税効率の良い方法で保有している、タイム・ワーナー、通信大手スプリント・ネクステル(NYSE:S)、通信機器・半導体大手モトローラ(NYSE:MOT)の株式を手放し、営業資産を増強しようとしていることの表れ。

リバティーはさらに、「リバティー・インタラクティブ」のトラッキングストック(業績連動株)の発行を計画している。テレビ通販子会社QVCの業績や、リバティーが大量に保有しているインターネット複合企業IAC/インタラクティブコープ(Nasdaq:IACI)とオンライン旅行大手エクスペディア(Nasdaq:EXPE)の株式のパフォーマンスを反映させるため。

事情に詳しい筋によると、リバティーとタイム・ワーナーの交渉は初期段階だという。リバティーが保有するタイム・ワーナー株4%の資産価値は約31億ドル。タイム・ワーナーは最近、保有資産の整理を進めており、ブレーブスの売却を望んでいる。売却すればその金額は約4億ドルになるとみられる。1月には、大リーグのシンシナティ・レッズの経営権を地元実業家のグループが取得した。これに基づくと、レッズの資産価値は約2億7000万ドルになる。

ここ数年、タイム・ワーナー、ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)、ニューズ・コーポレーション(NYSE:NWS.A)などは、プロスポーツチームを相次いで手放している。これらの資産価値は上がったものの、ほかの娯楽事業とかみ合わず、増益に寄与しなかったためだ。ブレーブスは1990年代前半以降で最も成功した野球チームの1つだが、ここ数年は赤字圧縮のために選手の年俸を削減している。リバティーのマッフェイ氏はインタビューで、「タイム・ワーナー株を、税効率の良い方法で現金化したい。株式と営業資産の交換は税効果を生むとみられる」と語った。

さらに同氏は、「タイム・ワーナーとの交渉では、両社が折半出資しているコートルーム・テレビジョン・ネットワークについても触れる可能性がある」とした。コートルーム・テレビジョンは、ケーブルテレビ(CATV)の裁判専門チャンネル「コートTV」を運営している。

これとは別に同氏は、保有しているニューズ株19%近くを手放さない意向であることを示唆した。タイム・ワーナー株を保有するよりも戦略上適していると判断しているためだ。同氏は「ニューズがインターネット事業を取り込んでいることに非常に感銘を受けた」としている。

リバティー株の8日終値は、前日比0.01ドル(0.12%)高の8.25ドル。その後の時間外取引では一段高となり、8.56ドルで取引されている。

ユナイテッド・テクノロジーズの社長兼最高執行責任者および取締役にルイス・シェネバート

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