崇城大学生物生命学部の上岡龍一教授研究室は、焼酎かすパウダーにがん細胞の増殖抑制効果があることを確かめた。実験試料として使った芋や麦、米の焼酎かすパウダーのうち、特に芋のパウダーは肝臓がん細胞に、麦のパウダーは肺がん細胞にそれぞれ制がん効果が高いことが分かった。
上岡研究室は酒類総合研究所の依頼を受け、焼酎蒸留かすの有効利用について研究を進めている。今回の実験は、3種類の焼酎かすパウダーを人の胃がん、肝臓がん、肺がんの細胞にそれぞれ加えて制がん効果を調べた。その結果、3種類のパウダーは各がん細胞に一定の制がん効果があることが分かった。
制がん効果は、WST―1法による50%細胞増殖抑制濃度(IC50)で測定した。培養がん細胞は通常、シャーレ1ミリリットル中の最初のがん細胞数2万―5万個が48時間後には約15万個に増える。