イサハヤ電子(長崎県諌早市、井嵜春生社長)は、6月にも5億円を投じて中国で電子部品の生産能力を増強する。インバーター向けハイブリッドICを現在比43%増の月産200万個、音響・映像(AV)機器向け小信号トランジスタを同15%増の同6億3000万個に引き上げる。中国沿岸部を中心に旺盛な需要に対応する。
生産能力を増強するのは、広東省深セン市にある電子部品工場。全額出資子会社が工場を運営している。6月から生産設備を導入し、今秋にも本格稼働する。能力増強に伴い従業員を100人増員し、580人体制にする。
小信号トランジスタは薄型テレビなどデジタル家電に搭載されている。今後、地上デジタル放送の開始やサッカーW杯などが控えており、現地に集積する日系電機メーカーが増産に向かうと判断。このため07年早々にも「さらに能力を増強する」(井嵜社長)方針も示している。