西松建設は15日、2本のトンネルの分岐合流部を地上から掘らずに構築する「カップルバード工法」の開発実験を大和技術研究所(神奈川県大和市)で実施、効果を確認したと発表した。分岐合流部の断面をたまご型にして地盤や地下水の圧力に耐える構造にした。
従来工法に比べ工費を2―3割削減、工期も3―4割短縮できる。大深度のトンネル分岐合流部分の工法として提案活動を進める。カップルバード工法は二つのシールドマシンで大小のトンネルを掘った後、トンネル構成部材の拡張セグメントを円形トンネルの外側に張り出す。二つのトンネルの間を山岳工法で掘進して鋼殻セグメントで接合し、たまご型にする仕組み。 大和技術研究所の実験では2分の1のシールド機のモデルを試作、リトラクタブルシールドの作動確認や拡張セグメントの押し出し、止水性能の確認などを行った。