カヤバ工業(KYB)はベトナム工場の生産体制を強化する。6月から機械加工とメッキ、塗装などの前工程を順次内製化し、主力の2輪車用フロントホークやリアクッションユニットの高品質化、生産の効率化を徹底する。すでに約5億円をかけ、ベトナムの生産拠点を貸し工場から自社の新工場に移管した。さらに同工場に9億4700万円を投じ、必要な設備を導入する。こうした取り組みにより、日系2輪車メーカーの市場拡大に対応する。06年度は前年度比35・5%増の2輪車24万台分を生産する。
ベトナムの生産拠点は02年に設立した100%子会社のKMV(KYBベトナム)。これまではタイの生産拠点から部品を調達し、組み立てのみ行っていた。新工場はハノイのタンロン工業団地に建設し、従業員73人体制で05年11月に稼働した。土地面積は3万4000平方メートルで建物は1万平方メートル。