ニッピは化学架橋性ポリ塩化ビニールコンパウンドの営業体制を強化して拡販に乗り出す。重金属をまったく使わず加熱で架橋し、耐摩耗性や耐熱性などに優れるのが特徴。欧州特定有害物質規制(RoHS)など環境規制を追い風に電気・電子機器や自動車用電線向けなどに需要が増加すると判断。4月に営業専任者を増員して内外の顧客開拓を進め、3年後には電線向けの年間販売量を200トンと倍増を目指す。
同社は熱と触媒によって塩素基と化合物に編み目構造をつくる架橋を実用化した。物性を大幅に向上させる世界でも珍しいこの技術を独自開発し、10年前から本格的な事業展開を進めている。
開発部隊が技術営業を行ってきたが、2年前に営業専任のスタッフ1人を配置し、専門誌を使った宣伝やホームページなどを通して内外のユーザー開拓を本格化した。4月には他の事業部門から営業職1人を招請し、営業活動を強化する。