WSJ-シティグループ、上海拠点に中国でプライベートバンキング開始
米シティグループ(NYSE:C)は、中国で急速に増えている個人の富裕層を対象にしたプライベートバンキング事業を始める。
シティグループのグローバル・ウェルス・マネジメント部門のトッド・トムソン会長兼最高経営責任者(CEO)は28日、上海の事務所開きに出席する予定だ。この事務所は、同社のプライベートバンキング事業にとって、香港以外で初めての中国での拠点となる。
トムソン氏はアジアに向かう途中で電話インタビューに応じ、「中国では世界最大級の富の創造が起きている。当社の顧客のほとんどは起業家になるとみられる」と語った。
ボストン・コンサルティング・グループが昨年実施した調査によると、中国で純資産10万ドル以上を持つ個人の金融資産は、年14%のペースで増加し、2009年までに1兆7300億ドルに達するとみられる。
シティグループの上海の事務所は、同市の金融街の中心地に昨年できたシティグループ・タワーの中にあり、従業員6人程度で始める。中国内外の富裕層に販売する金融商品は、一部の外貨または人民元建ての、中国当局に承認された商品に限定される。
トムソン氏は、中国の金融事情の変化が加速し、世界貿易機関(WTO)との合意に基づいて中国の金融サービス業と外国との競争が盛んになるにつれ、富裕層向けの金融商品は多様化していくとの見通しを示した。