WSJ-ティファニー11-1月期は35%減益、07年通期見通しは維持
米貴金属アクセサリー大手のティファニー(NYSE:TIF)が28日発表した11-1月期(2006年1月期の第4四半期)決算は、カナダのダイヤモンド採掘会社株を売却し一時的利益が膨らんだ前年同期に比べ純利益が35%減少した。
同社によると、法人税率の低下と日本部門での改善が収益に寄与したものの、旅行客が伸び悩むなか、米国内の売り上げが年末シーズンに引き続き低調だった。
また、2007年1月期通期の1株利益については1.77―1.82ドルとした従来の見通しを維持したが、2-4月期については市場予想に達しない見込みと明らかにした。
11-1月期の純利益は1億4030万ドル(前年同期は2億1700万ドル)、1株利益は0.97ドル(同1.48ドル)。前年同期にはカナダのダイヤモンド採掘会社(本社:トロント)株売却に関連し税引き前で1億9400万ドルの特別利益を計上した。
売上高は前年同期比6%増の8億5840万ドルだった。米国の小売り部門は同8%増の4億4930万ドル、既存店売上高も5%増だった。5万ドル以上の買い物が引き続き好調で全体をけん引。ただ、ニューヨーク旗艦店は旅行客の減少が響き売り上げが同2%減となった。
一方、売り上げ全体の20%超を占めるが02年以来、業績が伸び悩んでいた日本では、既存店売上高が7%増と大幅に改善された。個人消費が回復したうえ、昨年には2店舗を新規出店し、5つの不採算店舗を閉鎖した効果があらわれた。海外部門では日本を除くアジア太平洋部門も好調で13%増加したものの、欧州部門は同1%増と低い伸びにとどまった。
2-4月期の1株利益見通しについて、前年実績(27セント)と同じかそれをわずかに上回ると見込む。
トムソン・ファースト・コールが集計したアナリスト平均予想は30セントになっている。
ティファニーの28日終値は、前日比0.43ドル(1.12%)高の38.94ドル。