ニッコーシ、電源不要の超小型磁気センサー開発―電子機器に照準
ニッコーシ(東京都中央区、廣田毅社長)は、電源不要の超小型磁気センサーを開発した。芯(コア)部分である磁気ワイヤの長さを同社従来品に比べて10分の1まで縮めることで業界最小を実現。全長1・2ミリメートルのコアは1・6ミリ×0・8ミリメートルの基板に実装できる大きさのため、デジカメや携帯電話などの電子機器への採用が可能になると見ている。年内にも10万個以上の出荷を見込む。
今回開発した超小型磁気センサー「パルスパームセンサ」は、鉄・コバルト・バナジウム合金を太さ約0・3ミリメートルの線状に加工した磁気ワイヤをコア部分とし、そのコアに銅線を巻き付けたもの。
外部磁界が変化すると急激に磁気ワイヤ内部の磁界が反転し、ワイヤ外周に設けた銅線にパルス状の電圧が発生する。このためセンサー駆動に電源は必要ない。大バルクハウゼン効果と呼ばれる現象を応用した。