松坂屋 茶村代表取締役専務が新社長に

大手百貨店の松坂屋(名古屋市)は30日、岡田邦彦社長(70)が会長に就き、後任社長に茶村俊一代表取締役専務(60)が昇格する人事を取締役会で内定した。5月末の株主総会後の取締役会で正式決定する。松坂屋は、前会長が97年に総会屋への利益供与事件で辞任してから不在だった会長が復活する。
 会見した岡田社長は「05年度決算が目標を上回る見通しとなり、後を託しうる人だ」と社長交代の理由を語った。
 岡田社長は99年に就任。高島屋の名古屋進出による競争激化や売り上げ低迷のなか、大阪2店の閉鎖や銀座の大規模再開発計画など経営改善に取り組んだ。今後、財界活動に軸足を移す。
 次期社長に有力視されてきた茶村氏は、東京・銀座の再開発事業を指揮。厳しい経営環境下、筆頭株主になったとみられる「村上ファンド」への対応などの課題を抱え、的確な経営のかじ取りが求められる。
 【略歴】茶村 俊一氏(さむら・しゅんいち)69年京大卒、松坂屋入社。専務取締役名古屋事業部長兼名古屋店長、専務取締役本社営業本部長を経て04年5月から代表取締役専務本社経営企画室長。愛知県出身。

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